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平成12年(2000)
東海豪雨と被災中小企業に対する支援
東海地方を襲った集中豪雨
平成12年9月11日から12日未明にかけて東海地方を襲った集中豪雨の降水量は、2日間で567ミリに達しました。
この豪雨により、名古屋市および愛知県下では、多数の中小企業者が浸水などにより、工場、店舗、機械等設備、商品、資材、輸送用車輌など多岐にわたる被害を受け、とりわけ西区の庄内川北流域、天白区の天白川近辺などでの被害が目立ちました。経済的被害は2,700億円を超え、伊勢湾台風以来の自然災害となりました。
被災中小企業への支援
本所は、直ちに国・愛知県・名古屋市・政府系金融機関に対して、被災中小企業に対する支援措置を要望しました。その結果、国の「激甚災害」に指定され、貸付額1,000万円を限度に3年間の利子補給が行われる「災害復旧貸付」が実現しました。
また、本所では、特に被害の大きかった管内4ヶ所に「現地特別相談窓口」を設置したほか、本所および7支所に「水害対策経営相談室」を設置し、被災中小企業の経営に関する相談に全力で対応しました。
西枇杷島町の浸水状況
(写真提供:中部地方整備局河川部河川課)
名古屋市西区の浸水状況
(写真提供:中部地方整備局河川部河川課)
現地特別相談窓口(西区役所山田支所)
現地特別相談窓口(天白区ふれあい広場)